自立援助ホームnatureでは5月5日こどもの日に初めてのhumming nature(退所者を交えての交流の場)を開きました。
natureは開設してまだ1年半ということもあり退所者が3名しかいません。今回は2名の退所者を招いて、ランチと近況報告を兼ねての意見交換を行いました。
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まずはじめに退所者から利用者にむけて話をしてもらいました。A君は退所してからの失敗談であったり、「natureにいるあいだに洗濯や部屋の片付けをもっとできるようにしておけばよかった。」と。B君は「退所してから、とにかく関わってくれる人の存在が有難い。」など率直な思いを語っていました。
それを聞いて、利用者たちからも今後の自分の課題である金銭管理や就労など、不安に思っている声が聞こえてきました。次回のhumming natureでは退所してからの夢などを語れる場になればと思います。
退所者の元気な姿を見て、私たちスタッフも安心し、子どもたちの明日への活力となるでしょう。
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私は朝、「いってきまーす。」と仕事・学校に向かう子ども達の後姿が大好きなのです。これは退所前に私が最後にA君を見送ったときの写真です。
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先日、初めて国が「社会的養護経験者を対象とした実態把握調査」を実施しました。施設退所者が社会に出てから抱える課題や、それに対する支援ニーズの実態は明確になっていない。そういう観点から国がようやく動きだしたのです。実際、連絡がとれない方も多くいるのが現実です。
natureでは、これからも退所者との繋がりを持ち続け、縁をしっかりと紡いでいきたいと思います。
自立援助ホームnature 主任 金崎 愛